ハイドロキノンは美容皮膚科クリニックで処方されるおなじみの美白成分。医師が取り扱っている成分だけに、肌への美白効果が絶大で、「肌の漂白剤」と呼ばれているほど。しかもすぐに効果を実感できる即効性も持ち合わせていますから、ぜひスキンケアに取り入れたいとお考えの方も、多くいらっしゃるかと思います。
ハイドロキノンの美白効果は、シミ予防成分である「βアルブチン」のなんと約100倍と言われています。クリニックで処方されるものは4%を超える高濃度のものなので、普段のスキンケアに取り入れたい方は、1~2.5%程度のハイドロキノンが配合されている化粧品がありますので、まずは日常的な美白ケアにハイドロキノンを取り入れてみるのがオススメです。
いわゆる一般的なシミのこと。大きさは人それぞれですが、イボのように盛り上がっていない茶色のもの。
赤毛のアンに代表される、鼻まわりのたくさんの茶色い斑点のこと。治療には時間がかかると言われています。
左右対称にできる茶色くぼんやりとしたシミ。今までは、特効薬はないと言われていました。
今日では、肝斑が改善する可能性があるとされ、クリニックでも美白外用薬として、ハイドロキノンが処方されるケースが一般的なのだそうです。
ニキビ跡や傷跡などの色素沈着のこと。
※ほくろや生まれつきのアザ、盛り上がったシミ、太田母斑などには効果がないと言われています。
皮膚科では、ハイドロキノンとビタミンCを一緒に処方するところも少なくないようなので、化粧品で取り入れる際も、ビタミンCの含まれたものを選ぶと良いと思います。
濃くなってしまったシミを薄くする成分としては、現在ハイドロキノン以上に効果的なものはないと言われています。それだけシミに働きかえるパワーがスゴイということなんですね。また、その美白力の強さゆえに、成分独自の刺激について話題になることがありますが、濃度が5%以下の製品であれば、日本国内での副作用の報告はないそうです。日本で販売されている化粧品に含まれている濃度は1~2.5%程度なので、化粧品に取り入れるのであれば、安全にハイドロキノンを使用できると考えてよいでしょう。
ちなみにハイドロキノンの濃度は5%を超えると肌に良くないそうです。「10%以上配合!」と高濃度を謳う化粧品もなかにはありますので、そのような商品の購入は避けるようにしましょう。
化粧品に使われているハイドロキノンは、クリニックで処方される軟膏(4~5%)よりも低濃度のものではあります。ですが、もともとは医師が扱っている成分なので、取り扱いを間違えると肌トラブルを引き起こす可能性があります。
そこで、安全かつ効果的なハイドロキノンコスメを見極める、4つのポイントをご紹介します。
上記すべてに当てはまるコスメであれば、まず問題ないといえます。ですが、肌質もひとりひとり異なりますので、まずはお試しができるトライアルキットなどを利用して、ご自分のお肌と相談なさるのをオススメします。