美白スキンケアを選ぶときには、「美白力」「保湿力」「浸透力」の3つがポイントになります。それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
美白力には2種類あります。ひとつは「できてしまったシミを改善するもの」で、もうひとつは「これからできるシミを予防するもの」です。それぞれの代表的な成分を紹介します。
これらは、美白効果のある成分のうちの、ほんの一部ですが、この中でもとくにおすすめの成分は、ビタミンC誘導体、アルブチン、ハイドロキノンです。
ビタミンC誘導体は、そのままでは肌に浸透しにくいビタミンCを浸透しやすくしたもので、ビタミンCと同じ効果を持ちます。安全な成分で、予防と還元、両方の効果が期待でき、美白初心者でも使いやすい成分です。厚生労働省から認可された美白成分のひとつがアルブチン。アルブチンには「αアルブチン」と「βアルブチン」がありますが、とくにおすすめなのがαアルブチンで、βアルブチンよりも肌へのなじみが良く、10倍の美白効果が期待できるといわれています。
ハイドロキノンは、シミの予防はもちろん、いまあるシミを薄くする効果もあり、1つで2つの働きをしてくれる成分なので、即効性を求める人や確実にシミをケアしたい人におすすめです。
美白に保湿力がなぜ必要なのかというと、「乾燥してダメージを受けた肌は、紫外線による刺激を受けやすいから」です。つまり、保湿をして肌の状態を正常にすることで紫外線の吸収が抑えられ、乾燥によって起こる肌トラブルやニキビ、ニキビ跡の色素沈着を予防。
保湿ケアと一緒に美白ケアを行うことで、乾燥から起こる肌トラブルの悪循環を防ぎ、効率よく美白ケアを行います。
保湿力の高い成分は以下の通りです。
どんなに優れた成分でも、肌の内側にしっかり浸透してくれないとその効果を発揮することはできません。肌に浸透しづらいビタミンCが、浸透しやすいビタミンC誘導体という形に変換されたことで、肌への浸透力が高くなりました。肌に浸透しやすい形にする代表的な方法には、「ナノテクノロジー化」や「マイクロカプセル製法」などがあります。